mison’s diary 35歳独身のあれこれ

日々感じたあれこれを書き留めていきたいと思います

100万円で10年の時を止めるか

今日は体外受精専門クリニックの卵子凍結説明会に行ってきた。

卵子凍結と言っても、病気の治療をするためのではなく、今すぐ産む予定は無いけどいつか産みたい人のための社会的卵子凍結だ。

 

正直、どうしても子供が欲しい!とは思ったことがない。でも、彼と付き合っていた時は彼の子供を産んでみたいと思ったし、結婚話が出た時は3人家族になったら〜なんて子供のいる生活も想像した。

私は、いずれ当たり前に結婚して当たり前に子供を産むと思っていた、ごくありふれた日本女性だ。

 

そんな私が当たり前のレールから徐々に外れてきて、いつの日か〜のリミットが近づいて来たので、どうしたいのか真剣に考えるために、今回の説明会に参加した。

 

説明会で1番印象に残ったのは、今まで、加齢に伴う卵子の数の減少と母体への負担については知っていたが、卵子の質の低下については考えてこなかった。

 

自分の卵子を使って妊娠した人の割合と、20代ドナーの卵子を使って妊娠した人の割合を比べたグラフを見た。40代で自分の卵子を使った妊娠率がとても低いのに比べて、20代ドナーの卵子を使った妊娠率は40%もあった。

 

20歳で凍結する卵子と35歳で凍結する卵子の質は違い、その後の妊娠率にも差があるみたいだ。もっと早くに凍結しておけば良かったと思った。

 

とはいえ、じゃーとりあえず来月何個か凍結しとくか!なんて気軽に言える金額ではない。

今日のクリニックは5年凍結で、初診から保管まで約79万円、10年凍結で99万円かかる。

しかも、1回で採卵できる数は35歳なら約5個。妊娠に必要な数は約11個。てことは、更に2回目の採卵費用もかかる。

 

そして、私にとって1番問題なのは、使える日が来るのか、だ。今の日本では、配偶者の精子としか人工授精してくれないらしい。

これから5年か10年以内に結婚することなんてあるのだろうか。

日本でも精子バンクが解禁されたり、配偶者以外の精子とも人工授精OKとかになることは、無い気がする。

 

さっさと婚活しろよという声は置いておいて

日本でも独身者向けに精子バンクが解禁されたら良いのになと思う。子供が欲しいけどパートナーが不在というのも不妊だと思う。そのための不妊治療として卵子凍結や精子バンクを認めて欲しい。早く女性が1人でも子供を産み育てることを認めてくれる社会にならないかなぁ。

 

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#社会的卵子凍結